仕事熱心な人こそ楽しみを見つけるべき
人は社会に出ると仕事をするのが当たり前です。仕事に打ち込み熱中することは良いことですが、気を付けなければいけないこともあります。仕事が好きでやりがいを感じ仕事に打ち込んでいるように見えても、反動形成と呼ばれる危険な心理状態に陥っている可能性があります。この状態は防衛機制の1つで、自分の意志と間逆なことをすることで精神的な抑圧から逃れようとする心理状態です。そうならないためにも仕事に執せず、楽しみを見つけましょう。
頑張りすぎる人は注意が必要
責任感が強い人、自分に対して厳しい人は少しの妥協や怠惰な欲求を受け入れられない傾向にあります。このようなタイプの人は反動形成が起こりやすいと考えられています。本心は仕事をすることが嫌なのに、仕事を辞めることは常識はずれで考えられない、仕事を嫌いになってはいけない、などと思って自分の気持ちに気付かないふりをして本心を隠します。そうすることによって本心を沈める手段として反動形成が働き、自分の限界を無視して仕事を頑張り過ぎてしまいます。
体からの危険なサインを見逃す
反動形成が働いている人は、どこか無理を感じます。自分の欲求を逆の方に無理矢理抑制をしている訳ですから当然です。例をあげると自分の苦手な仕事や、苦手な上司に対して言葉遣いや態度が過剰に丁寧になったりしていませんか?このような症状は危険サインです。自分の感情を押し殺してなかったことにしてしまうことで、本来の自分の気持ちまでもわからなくなります。
無理している自覚がなくなる
反動形成でもっとも怖いのが、繰り返すことによって本来の自分の気持ちがわからなくなってしまうことです。突然の心神喪失状態に陥る危険性もあります。そのような状態まで進んでしまうと、自分の意志と反対の行動をとっている自覚もなくなってしまいます。こうなるともう自力で立ち直ることは非常に難しいです。頭の中で大丈夫と思っていても自分の体は正直です。無理を続ければ必ず体に異常が出ますから、自分の言動に違和感を感じたり、体の異変に早期に気付いて息抜きをして下さい。
まとめ
無理が出来る人は仕事に熱心で、責任感の強い真面目な人が多いです。しかし、無理をしていることに気付くことが出来なくなったら危険信号ですから、そこまで自分を追い込んでしまう前に適度な休息や仕事ばかりになり過ぎないためにも自分の趣味や仕事以外の楽しみを見つけましょう。そうすることでバランスの良い生活が送れるはずです。